ベビーベッドで添い寝するときは、赤ちゃんを大人用ベッドに寝かせず、ベビーベッドの中に仰向けで寝かせることが基本です。大人の寝返りや掛け布団が赤ちゃんにかかる危険を避けるため、同じ寝具で眠る「添い寝」と、ベビーベッドを大人用ベッドの隣に置いて過ごす「同室」は分けて考えます。
ベビーベッドを大人用ベッドに接して使う場合は、製品が添い寝対応か、固定方法やすき間が安全かを取扱説明書で確認してください。ベッドの種類や赤ちゃんの月齢、寝返りの有無によって対策は変わります。
安全な添い寝は「同じベッド」ではなく「隣のベビーベッド」
大人用ベッドの上に赤ちゃんを寝かせたまま添い寝するのは避けましょう。赤ちゃんが大人の体や寝具で圧迫されたり、ベッドと壁のすき間に挟まったり、転落したりするおそれがあります。
大人が横になる場合でも、赤ちゃんは専用のベビーベッド内に寝かせます。眠ってしまう可能性があるときは、ソファや大人用ベッドの上で抱いたままにせず、赤ちゃんをベビーベッドへ戻してください。
ベビーベッドで添い寝するときの基本的な安全対策
1. 赤ちゃんは仰向けで寝かせる
寝かせるときは、赤ちゃんの顔が上を向く仰向けにします。うつぶせ寝は、赤ちゃんが自分で寝返りをして戻れない時期には特に避けてください。
寝返りができるようになった後も、寝かせ始めるときは仰向けにし、ベビーベッド内に枕やクッションなどを置いて姿勢を固定しないでください。
2. 寝床は硬く、平らにする
マットレスは、ベビーベッドに適合したものを使用し、沈み込みすぎない硬くて平らな寝床を選びます。マットレスとベッドの枠の間に、指や体が入り込むようなすき間がないか確認してください。
マットレスの上に厚い敷き布団、タオル、傾斜をつけるための用品などを重ねると、顔が埋もれる危険があります。製品に付属していないマットレスや、サイズの合わない寝具を追加しないことが大切です。
3. 枕・掛け布団・ぬいぐるみを入れない
赤ちゃんの寝床には、枕、厚い掛け布団、クッション、ぬいぐるみ、ベッドバンパーなどを置かないでください。これらが顔にかかると、呼吸を妨げることがあります。
寒さが気になる場合は、室温や衣服を調整し、必要に応じて赤ちゃん用のスリーパーなどを検討します。ただし、使用する商品の対象月齢や着せ方は説明書に従い、顔を覆う可能性のあるものは使いません。
4. ベビーベッドと大人用ベッドのすき間を作らない
ベビーベッドを大人用ベッドの隣に置く場合、赤ちゃんがすき間に落ちたり、挟まったりしない状態にします。壁や家具との間にベビーベッドを押し込むだけでは、寝具や本体が動いて危険なすき間ができることがあります。
大人用ベッドに固定して使うタイプは、対応するベッドの高さや形状、固定具の位置を確認し、取扱説明書どおりに取り付けます。ひもや市販の部品で自己流に連結したり、柵を外したり、隙間をクッションで埋めたりするのは避けてください。
5. 大人用ベッドからの転落を防ぐ
赤ちゃんを大人用ベッドの上に置かないことが、最も確実な対策です。ベビーベッドの柵を下げたままにしたり、赤ちゃんが手を伸ばして大人用ベッドへ移れる高さにしたりしないでください。
赤ちゃんが寝返りをする、座る、立ち上がろうとするなどの発達段階に進んだら、ベッドの高さや柵の位置を見直します。床板を下げる時期や柵の使用方法は製品ごとに異なるため、取扱説明書の指示を優先してください。
添い寝対応ベビーベッドを使うときに確認すること
「添い寝対応」「ベッドサイドベッド」と表示された製品でも、すべての大人用ベッドに取り付けられるとは限りません。購入・使用前に、次の項目を確認します。
- 大人用ベッドの高さや形状が対応範囲に入っているか
- 専用の固定具を使って、ベッドに確実に固定できるか
- 固定後に本体が動いたり、すき間が広がったりしないか
- 赤ちゃんの体重、身長、月齢などの使用条件に合っているか
- 柵を下げて使える期間や、寝返り後の使用条件が示されているか
- マットレスの大きさや厚さが指定どおりか
説明書にない使い方や、部品を外した状態での使用はしないでください。取扱説明書を紛失した場合は、メーカーに型番を伝えて正しい使用方法を確認します。
ベビーベッドの周囲にも危険がないか確認する
ベビーベッドの中だけでなく、周囲の環境も整えます。赤ちゃんが手を伸ばせる範囲に、次のものを置かないでください。
- 電源コード、スマートフォンの充電ケーブル
- カーテンやブラインドのひも
- 小物、薬、飲み物
- ベッドから落ちる可能性のある照明や棚の物
暖房器具や冷暖房の風が直接当たる場所、窓の近く、家具が倒れたときにぶつかる場所も避けます。ベビーベッドを移動した後は、固定状態と周囲のすき間を毎回確認してください。
授乳後に添い寝する場合の注意点
授乳や抱っこの後に大人が眠くなったら、赤ちゃんをベビーベッドへ戻します。特にソファや柔らかい椅子での寝落ちは、赤ちゃんが体の間やクッションのすき間に入り込む危険があるため避けてください。
大人が飲酒している、眠気を強める薬を服用している、極度に疲れている場合は、赤ちゃんを大人用ベッドに連れてくることは避けます。赤ちゃんの寝床を先に整え、授乳後にすぐ戻せるようにしておくと安全対策を取りやすくなります。
使う前に行う安全確認
- 赤ちゃんをベビーベッド内の硬く平らなマットレスに、仰向けで寝かせます。
- 枕、厚い掛け布団、ぬいぐるみ、クッションなどが入っていないことを確認します。
- 柵が正しく閉まり、ロックがかかっているか確認します。
- 大人用ベッドとの間に、赤ちゃんが入り込めるすき間がないか確認します。
- 固定具、本体、キャスター、床板にゆるみや破損がないか確認します。
- 赤ちゃんの手が届く範囲に、コードやひも、小物がないか確認します。
ベビーベッドを大人用ベッドの横で使う場合の添い寝は、赤ちゃんを同じ寝床に入れず、製品の固定方法とすき間を管理することが重要です。赤ちゃんの発達が進んだときや、ベッドを移動したときは、安全な状態が変わっていないか改めて確認してください。







