子供の仕上げ磨きは、子供を仰向けに寝かせ、頭を保護者のひざや太ももに置く姿勢が基本です。口の中が見えやすく、手元も安定するため、乳幼児の歯を安全に磨きやすくなります。立ったまま行う場合は、保護者が子供の後ろに回り、子供の頭を胸や腕で支える姿勢にすると磨きやすくなります。
年齢別に仕上げ磨きしやすい姿勢
乳幼児は、ひざに寝かせる「寝かせ磨き」
保護者が床や椅子に座り、子供を仰向けにして頭をひざの上に置きます。子供の頭が動きにくくなり、上の歯や奥歯まで確認しやすい姿勢です。
- 保護者が安定した場所に座る。
- 子供を仰向けに寝かせ、頭を保護者のひざの上に置く。
- 片手で子供の頭やあごを軽く支える。
- もう一方の手で歯ブラシを持ち、前歯から奥歯へ順番に磨く。
子供が体をひねったり起き上がったりする場合は、タオルやクッションを使って姿勢を安定させます。ただし、顔や首を強く押さえつけないでください。
自分で座れる子供は、保護者が後ろに回る
子供を保護者のひざに座らせ、背中を保護者の胸に寄せる姿勢でも仕上げ磨きができます。子供の頭を保護者の腕で支えながら、口の中を上からのぞくように磨きます。
子供が椅子に座れる場合は、保護者が後ろに立って子供の頭を胸や腕で支える方法もあります。鏡を使うと、子供に「今から奥歯を磨くよ」と説明しやすくなります。
嫌がるときは、短時間で区切る
仕上げ磨きを嫌がる子供には、最初から長時間続けようとせず、上の歯、下の歯、奥歯というように短く区切って行います。毎回同じ姿勢と順番にすると、子供が見通しを持ちやすくなります。
口を強くこじ開けるのではなく、子供が落ち着いたタイミングで始めてください。泣いて大きく動くときは、いったん休憩してから再開します。
仕上げ磨きで姿勢を安定させるポイント
姿勢を決めるときは、子供の口の中が見えることと、歯ブラシを持つ手が安定することを優先します。
- 子供の頭が左右に動きすぎないように支える
- 保護者のひじや手首をひざ、机などに置いて安定させる
- 口元を明るくして、奥歯まで見えるようにする
- 唇を指で軽くよけ、歯ぐきや上唇の裏を強く引っ張らない
- 歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握る
上の前歯を磨くときは、唇を持ち上げすぎると痛みやすいため注意が必要です。歯ブラシを大きく動かさず、歯を1本ずつ小刻みに磨きます。
避けたい仕上げ磨きの姿勢
子供が歩いている、走っている、立ったまま大きく動いている状態での仕上げ磨きは避けてください。転倒したり、歯ブラシが口の奥に入ったりするおそれがあります。
- 歩きながら歯ブラシをくわえさせる
- 子供を不安定な台や高い場所に立たせる
- 頭や腕を強い力で押さえつける
- 歯ブラシを口に入れたまま子供を動かす
子供が歯ブラシを持って磨く場合も、歩き回らず、座った状態で行わせます。自分磨きの後に、保護者が姿勢を整えて仕上げ磨きをしてください。
迷ったら「寝かせて口の中が見える姿勢」にする
仕上げ磨きの姿勢に迷ったら、まずは子供を仰向けに寝かせ、頭を保護者のひざに置く方法を試します。子供が大きくなって寝かせにくい場合は、保護者が後ろに回って頭を支える姿勢に変えます。
重要なのは、子供の口の中を確認でき、歯ブラシを安全に動かせることです。立ったまま無理に磨くより、座るか寝かせて姿勢を安定させると、奥歯や歯の裏側まで確認しやすくなります。







