赤ちゃんのお風呂マットには、滑り止めがあるタイプが役立ちます。ただし、滑り止めが付いていても転倒や溺れを防げるわけではありません。マットは浴室や浴槽の床での滑りを減らす補助用品と考え、入浴中は赤ちゃんから手を離さないことが大切です。
赤ちゃんのお風呂マットに滑り止めが必要な理由
浴室の床や浴槽の底は、せっけんやシャンプーの泡で滑りやすくなります。赤ちゃんは体のバランスを取りにくく、座った状態から急に動いたり、立ち上がろうとしたりするため、滑り止め付きのマットを使うと転倒のリスクを減らせます。
特に、赤ちゃんを浴槽の外で洗うときに使う「洗い場用マット」と、浴槽の底に敷く「浴槽用マット」は目的が異なります。どちらを使う場合も、滑り止めだけで安全になるわけではない点に注意してください。
滑り止め付きのお風呂マットの選び方
吸盤や素材でしっかり固定できるものを選ぶ
浴室の床や浴槽の底に置いたとき、マットが動かないかを確認します。吸盤付きの商品でも、床の材質や凹凸、水分の状態によっては十分に固定できないことがあります。
購入前に、使用する場所に対応しているかを商品の説明で確認してください。実際に敷いた後は、赤ちゃんを乗せる前に大人の手でマットを押し、ずれたり浮いたりしないかを確かめます。
表面が滑りにくく、足や手を傷つけにくいものを選ぶ
滑り止めの突起が強すぎたり、硬く尖っていたりする商品は、赤ちゃんの肌に刺激になる可能性があります。表面に傷や鋭い部分がなく、触ったときに無理なく使えるものを選びましょう。
穴や溝があるタイプは水がたまりにくい一方、形状によっては汚れが残ります。表面だけでなく、裏側や吸盤の周りも洗いやすいか確認してください。
サイズが使用場所に合うものを選ぶ
小さすぎると赤ちゃんの動く範囲を十分に覆えず、大きすぎると浴槽の形に合わずに浮くことがあります。浴槽用なら浴槽の底の寸法、洗い場用なら床の広さと排水口の位置を測ってから選ぶと安心です。
浴槽用マットは、浴槽の素材や形によって吸盤が付きにくい場合があります。対応する浴槽の条件が記載されている場合は、必ず確認してください。
乾かしやすく、清潔に保てるものを選ぶ
濡れたままのマットを浴室に置き続けると、ぬめりやカビ、においの原因になります。使用後に立てかけられる、吊るせる、折りたたんで洗えるなど、乾燥しやすい形状が向いています。
洗剤を使えるか、洗濯機に対応しているかなど、商品の手入れ方法も確認しましょう。洗ってもぬめりや黒ずみが落ちない場合は、無理に使い続けず交換を検討してください。
赤ちゃんのお風呂マットを使うときの注意点
入浴中は赤ちゃんから手を離さない
滑り止め付きマットを敷いていても、赤ちゃんが滑らない、溺れないとは限りません。赤ちゃんを浴槽やマットの上に置いたまま、電話に出たり、洗面所へ物を取りに行ったりしないでください。
大人が体を洗う必要がある場合は、赤ちゃんを安全に支えられる状態にしてから行います。月齢や発達によって必要な支え方は異なるため、「マットがあるから一人で待たせられる」と考えないことが重要です。
使用前にずれや浮きを確認する
マットを敷く前に、床や浴槽の底に髪の毛、せっけん、ぬめりが残っていないか確認します。そのうえでマットを密着させ、四隅や吸盤が浮いていないことを確かめます。
使用中にマットがずれた場合は、赤ちゃんを先に安全な場所へ移し、いったん使用を中止してください。何度もずれるなら、マットの買い替えや使用場所に合うタイプへの変更が必要です。
マットの上に立たせない
お風呂マットは、赤ちゃんを立たせるための道具ではありません。つかまり立ちや歩き始めの時期は、マットの上でも足を取られたり、浴槽や壁にぶつかったりすることがあります。
洗い場で使う場合も、赤ちゃんの体を支えながら短時間で洗い、動きが大きくなったら無理にマットの上で姿勢を保たせないようにします。
使用後は洗って乾かす
- 使用後にマットを浴室から出し、表面と裏側をシャワーで流します。
- 吸盤や溝に髪の毛、せっけん、汚れが残っていないか確認します。
- 商品説明に従って洗浄し、風通しのよい場所で完全に乾かします。
- 次に使う前に、ひび割れ、変形、破れ、吸盤の劣化、ぬめりがないか確認します。
マットの裏側が乾いていない状態で再び敷くと、床との間に水分や汚れが残りやすくなります。毎回乾燥させるのが難しい家庭では、洗い替えを用意する方法もあります。
赤ちゃん用に選ぶなら、浴槽用と洗い場用を分けて考える
| 種類 | 主な用途 | 確認する点 |
|---|---|---|
| 浴槽用マット | 浴槽の底での滑りを減らす | 浴槽のサイズ・素材に合うか、吸盤が固定できるか |
| 洗い場用マット | 浴槽の外で赤ちゃんを洗うときに使う | 床に密着するか、排水を妨げないか、乾かしやすいか |
浴槽用マットを洗い場で使ったり、洗い場用マットを浴槽の底に敷いたりする場合は、商品の想定用途から外れていないか確認してください。用途が違うと、サイズや固定力が不足する可能性があります。
お風呂マットを使わないほうがよい場合はある?
マットが浴槽の底で浮く、ずれる、破れている、強いぬめりがある場合は使用しないでください。また、浴槽や床の素材によっては吸盤が機能しにくいため、固定できない状態で無理に使わないことが大切です。
マットを敷くことで排水口がふさがる場合や、掃除・乾燥が十分にできない場合も注意が必要です。安全のために使う道具が、転倒や衛生管理の新たな問題にならないかを確認しましょう。
赤ちゃんのお風呂マットは滑り止めだけで決めない
赤ちゃんのお風呂マットは、滑り止め付きのものが選択肢になります。ただし、重視するのは滑り止めの有無だけではなく、使用場所への適合、固定力、肌への刺激の少なさ、洗いやすさ、乾かしやすさです。
最初に、浴槽用か洗い場用かを決め、使用場所のサイズと素材を確認してください。使う前にはずれや浮きを確認し、入浴中はマットがあっても赤ちゃんから目と手を離さないようにしましょう。







