赤ちゃんの保湿剤は顔と体でどう使い分ける?

赤ちゃんの保湿剤は顔と体でどう使い分ける?

赤ちゃんの保湿剤は、顔用と体用で必ず分ける必要はありません。ただし、顔は目や口に入りやすく、体より皮膚が薄く刺激を受けやすいため、顔にも使える表示がある低刺激の製品を選び、部位ごとに塗り方を変えることが大切です。

顔と体の保湿剤は同じものを使える?

商品に「顔・体用」「全身用」と表示されていれば、基本的には顔と体の両方に使用できます。一方、「ボディ用」など体への使用を前提にした表示だけの製品は、顔に塗る前に使用部位を確認してください。

顔用と体用で製品が分かれている場合は、配合成分や油分、水分の量、使用感が異なることがあります。顔に使えるか迷ったときは、パッケージの使用部位と注意事項を確認し、記載がなければメーカーに問い合わせるのが確実です。

部位 選ぶときの目安 塗るときの注意
顔 顔に使用できる、香料などの刺激が少ない製品 目や口の中を避け、こすらず薄く塗る
体 乾燥の程度に合うローション、クリーム、軟膏など 首やわき、ひじ・ひざの裏も確認する

顔に使う保湿剤の選び方

顔には、赤ちゃんの顔への使用が認められている、香料や着色料などが少ない製品を選びます。「無添加」と書かれていても、何が無添加なのかは商品によって異なるため、表示を確認してください。

肌がそれほど乾燥していない場合は、伸ばしやすいローションや乳液タイプが使いやすいことがあります。粉をふく、カサカサするなど乾燥が強い場合は、クリームやワセリンなど油分の多いタイプが向くことがあります。

ただし、保湿剤の種類が合うかどうかには個人差があります。初めて使う製品は、顔全体に塗る前に少量を目立たない場所で試し、赤みやぶつぶつが出ないか確認します。

体に使う保湿剤の選び方

体は塗る範囲が広いため、乾燥の程度と塗りやすさで選びます。広い範囲にはローション、乾燥が強い部分にはクリームや軟膏など、油分の多いタイプが使われます。

  • 広い範囲に手早く塗りたい:ローションや乳液タイプ
  • カサカサが目立つ:クリームタイプ
  • ひび割れや強い乾燥がある:軟膏やワセリンなど

首、わき、ひじの内側、ひざの裏などは、汗や汚れがたまりやすい一方で乾燥することもあります。入浴後などに肌の状態を見て、塗り残しや塗りすぎがないか確認しましょう。

顔と体で変えるのは「保湿剤」より「塗り方」

顔と体で同じ全身用の保湿剤を使える場合でも、塗り方には違いがあります。顔は目や口に入らないように少量ずつ、体は皮膚をこすらないように広い範囲へやさしく塗ります。

  1. 入浴後など、肌が清潔な状態で水分をタオルで押さえる。
  2. 保湿剤を手に取り、手のひらで軽く広げる。
  3. 顔は目の周りや口の中を避け、こすらずに薄く塗る。
  4. 体は乾燥しやすい部分から、皮膚のしわをやさしく伸ばしながら塗る。
  5. 塗った後に赤み、腫れ、ぶつぶつ、かゆみなどがないか確認する。

保湿剤は、乾燥してから一度だけ塗るよりも、肌の状態を見ながら継続して使うことが大切です。ただし、塗る量や回数は製品の表示に従ってください。

口の周りや目の周りに塗るときの注意

口の周りは、よだれや食べ物の刺激で赤くなりやすい部分です。保湿剤を塗る場合は、口の中に入らないよう、口唇の内側を避けて少量を塗ります。

目の周りは皮膚が薄く、目に入ると刺激になることがあります。まぶたや目のきわに使用できるか表示を確認し、目に入った場合は製品の注意事項に従って洗い流してください。

傷、ただれ、ジュクジュクした部分、強い赤みがある部分には、自己判断で保湿剤を重ねて塗らないほうがよい場合があります。症状が続くときは小児科や皮膚科に相談してください。

顔用と体用を使い分けたほうがよいケース

次のような場合は、顔と体で別の製品を使う方法があります。

  • 体用の製品に、顔への使用が記載されていない
  • 顔に塗ると赤みやぶつぶつが出る
  • 顔はベタつきやすく、体は強く乾燥している
  • 医師から部位ごとの塗り薬や保湿剤を指示されている

顔がベタつくからといって保湿をやめるのではなく、使用量や製品のタイプを見直します。反対に、体の一部だけ乾燥が強い場合は、全身と同じ製品を塗り重ねるのではなく、その部分に合う保湿剤を医師や薬剤師に相談すると安心です。

保湿剤で赤ちゃんの肌に異常が出たら

塗った後に赤み、腫れ、発疹、かゆみ、ヒリヒリする様子などが現れた場合は、いったん使用を中止します。症状が広がる、強くなる、ジュクジュクする、かゆがって眠れないといった場合は、早めに小児科または皮膚科を受診してください。

呼吸が苦しそう、顔や唇が急に腫れた、全身に急な発疹が出たなどの場合は、保湿剤の使用を中止し、緊急の受診が必要になることがあります。

赤ちゃんの保湿剤を顔と体で使い分けるポイント

「顔用」と「体用」を必ず別にする必要はなく、顔にも使える全身用なら同じ製品を使えます。ただし、顔は目や口を避け、体は乾燥の程度に合わせて塗り方やタイプを調整します。

まずは商品の使用部位と注意事項を確認し、少量から使い始めて肌の変化を見てください。赤みや湿疹が続く場合、保湿剤だけで改善しない場合は、自己判断で種類を増やさず医療機関に相談しましょう。